国際理解講座「ホンジュラス講座」を開催

日時 : 2017年9月2日(土) 10時~11時30分
 
場所 : 清洲市民センター201号 集会室

講師 : 田中 アレハンドラ氏 
 

 講師のアレハンドラさんは、ホンジュラス生まれで、在ホンジュラス日本国大使館に勤務した後、名古屋大学大学院国際開発研究科博士課程に進学し、同課程修了後、名古屋大学・南山大学・愛知県立大学でスペイン語講師として活躍されています。

 来日当初、当協会の「日本語ひろば」に学習者として参加されており、現在、清須市にお住まいです。

 当日の講座では、中米の国ホンジュラスの歴史を、①コロンブスのアメリカ大陸発見前 ②植民地時代 ③独立後 の三つの時代区分に従って簡潔に説明していただきました。
 食事・祭り・踊りなど文化について、トルティーヤ・ピナータ・サルサなど私たちになじみのあるものから全くなじみのないものまで、いろいろ紹介していただきました。
 教育についてのお話の中で、学校は2月に始まり11月に終わるスペイン系の学校と、8月に始まり6月に終わるアメリカ系の学校があるとのことでした。一つの国の中に、二つの教育体系が共存しているのは驚きでした。
 

 彼女の専門分野は開発経済学ですので、ホンジュラスの経済について、所得水準、産業構造、輸出入などについてかなり詳しい話を伺うことができました。
 

 ホンジュラスは、今、観光に力を入れているようです。サンゴ礁、マヤ文明、ユネスコ世界自然遺産の熱帯雨林(リオ・プラタノ)という三つの宝物に恵まれており、リゾートの観光客の安全を守るために、特別の警察が存在しているとのことでした。
 

 日本人にとってはなじみの少ないホンジュラスですが、この講座を通して、少しなじみができたような気がしました。